こんばんは,野良イモリです。
今回は今迄の振り返りを書きたいと思います。
研究計画はとても重要だよというお話です。
卒論をする方にもある程度参考になるお話かと思います。
なぜ重要なのか
そもそも,どうして計画が重要なのでしょうか。
それは,データを得るためです。
限られた時間の中で,確実にデータを得て,解析することが必要なのです。
無計画あるいは感覚で研究を始めてしまうと,後々データが得られない,データを得たもののどんな解析をすればよいかわからないという事態を招きかねません。そうなると,とても大変です。
僕は,ある程度失敗したと思っています。結果オーライなところがあったことが僕の反省点です。
課題の見つけ方
卒論にも言えることですが,課題を見つけることが大切です。
これは,今まで自分がしてきたこと,疑問に感じてきたこと等にその発端があるのかなと思っています。
ある程度分野が絞れたら,まずは既往研究を読みます。CiNiiやJ-STAGE,国立国会図書館の検索と,いろいろなサイトがあるので論文を検索します。
読んだら,その論文の内容を大まかにまとめます。
そして,読んだ論文たちを内容ごとに大まかに分類してきます。僕はこの時,先にご紹介したふせんを使った方法をお勧めしたいです。
そうすると,既往研究である程度明らかになっていることがわかってきます。その一方,未判明な事実等も見えてきます。そこが突きどころでしょう。
全く未判明なことを解明することは難しいです。ある程度わかりながら細かい部分が判明していない,ということがねらい目のように思います。
この課題設定が計画の段階でできていれば,論文作成の時に非常に助けになると思います。
方法を考えること
課題を考えたら,次に方法を考えます。方法を考える際にも,既往研究は参考になるでしょう。手法をある程度参考にしつつ,そこに自分のオリジナリティを入れることがいいと思います。
論文を査読に出してみて思いましたが,研究方法に対してもしっかりとした根拠が必要です。でないと結果が出ません。
手法そのものについては,既往研究や研究方法等の書籍を参考にするのがよいと思います。
予備調査
予備調査も必要です。
どんなデータが出てくるかをあらかじめ知っておくと,研究結果が出やすい方法に修正することができます。また,どんな解析をすればよいかの見通しがつきやすくなります。これは解析をするときに非常に助けになります。
解析
データを取ったら解析をしますが,最初にどんな手法で調査してどんな解析をするのかをはっきりさせておかないと,解析の時にえらい目にあいます。
解析する作業はとても大変です。
計画はとても重要
研究ではこのような一連の流れをするので,計画がどれだけ練れているかということは結果を出す上でとても重要です。既往研究をしっかり読んでおけば,その既往研究が論文を作成する際のバックボーンになりますので,そういった意味でも研究計画をはっきりさせておく必要があります。
こう書くと簡単に見えると思いますが,実際はなかなか難しいです。実感が湧かないとなんとも判断しがたいと思います。
何かの助けになれれば幸いです。