野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

社会人学生のメリットデメリット

こんばんは、野良イモリです。

今回は社会人学生をすることのメリットデメリットということで書きたいと思います。

 

このネタについてはYouTubeでも語りました。YouTubeでは一般化したような話をしました。

 

 

前提

 前提は修士課程と博士課程でかなり違います。が、起こる問題としては共通してくるのかなと思っています。

 修士課程の場合は進学することそのものにあまりデメリットはありません。修了時の年齢も24歳(最短)ですし、工学系ではむしろ修士が一般化しつつある状況です。文系だと難しいところがあると思いますが、そうでなければ大丈夫です。

 しかし博士課程の場合はご存知のようにそもそも取れるかわからない学位であるということ、修了後の進路についても普通の企業就職は難しい状況でありかなり不安があること、そして年齢も最短で27歳になっているというところです。平たい言い方をするとお金がないと進学できません。

 

社会人学生のメリット

 経済的な安定性が得られていることがまず大きいです。修了できなくても、現職を続ければいいわけです。

 そして社会人経験を研究テーマ選びや内容などに反映させることができることでしょう。実感を得ていることはとても大きいです。

 また、就業できるかどうかという不安そのものが削られます。これらの不安が取り除けることはとても大きいです。

 

デメリット(問題点)

 時間をどう確保するかです。人間が生活するのに必要な時間というのは意外と多く、1日のうちの4分の3を占めています。残りの4分の1で趣味をしたり寛いだり、お出かけをしたり趣味の勉強をしたりしているのです。

 社会人学生を平均1日6時間という時間を学業に費やします。修士課程の場合は、研究とは別に講義等もありますのでその時間を確保する難しさがあると思います。博士課程の場合はその時間の制約の中で成果を出さなければなりませんので、やり切れるのか?ということになります。常時ではないにしても、睡眠時間を削る必要が出てくることは想像に難くないと思います。

 

その後どうするの?

 結構盲点だと思いますが、取った学位をどう活かすかです。僕もこの点はボヤッとさせたまま進学しましたが、かなり重要な話なので入学する前の段階からある程度考えておく必要があると思います。

 博士号を取った場合は、学位を生かす道として研究職が上がってくると思います。学位を取得した時点での経歴や年齢にもよりますが、研究職そのものがなかなか厳しい道です。転職するとなると実績がネックにはなってきます。不安定な職につく可能性もあるわけで、その決断はなかなかのものです。

 進学前の職業が研究職であれば話は別なのですが、そうでない場合は、現職に居続けるという選択肢そのものが学位を生かさない道と言うことになりかねません。僕は、修了後どうするかということは考えておいた方がいいと思いました。学位が見えてくると、一層そう思います。

 

結論は見えませんが・・・

今回の件についてはYouTubeにもアップしました。


社会人学生をするメリット、デメリット【大学院 博士課程】