野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

周囲や上司の理解と自分の覚悟ー社会人学生生活のコツー

 僕が社会人学生でいる期間は今月を含めてもあと2か月になりました。

 今までの社会人学生生活を振り返りながら,社会人学生としての生活を送る上でのコツを書き記していければと思っています。

 

入学に際し必要なこと

 入学に際して必要なことは,以下の通りです。

  1. お金
  2. 自分の覚悟
  3. 上司の理解
  4. 周囲の理解

お金

 学費は当然のことですが,例えば進学の際に休職をするなどしたら,収入がなくなる分に加えて生活費が必要になります。そうすると,必要となるお金はものすごい額になります。

 僕の場合,働きながら通う前提でしたので,学費の心配はしていませんでした。ただスケジュール的に最後の年は休職しないと厳しいかなと思っていたのですが,必要なお金は計算していませんでした。

 給料がなくなり,学費は払い,生活費もねん出するとなると相当高額になり,休職をするという選択岐がいかに非現実的なものかがわかりました。

 

自分の覚悟

 自分の覚悟も必要です。

 博士後期課程(単に博士課程とも言います)は何年かかるかわかりません。研究を進めないと前には進めませんが,研究を進めるにはそれなりの展望と時間が必要です。

 研究がしたくて進学するのなら大丈夫です。博士号が絶対に必要だと思うなら,やりきれます。

 しかし,博士号が必ずとれるとは限りません。博士課程は,雲をつかむような感じです。そこもある程度の覚悟が必要です。

 

上司の理解

 社会人が進学するに際しては,所属長の了承が得られている必要があります。職場によっては「博士号は大切。うんと取ってこい」とすごく前向きな感じで博士課程に送り出してくれるところもあるようです。そういうところは,職場そのものが研究に関わっているといったことがあるようです。しかし,そういうところだけではありません。僕の場合は,理解を得るのにすごく苦労しました。最初の年は「だめだ」と言われたので,進学のしようがありませんでした。次の年は「いいよ」と言われたので,その時点でできるだけ早い進学として,後期入学をしたのです。

 資格という形で反映されるわけではないので,転職のための進学というように考えられる場合があるように思います。それと,博士課程という存在は世間離れしている(一般的ではない)ので,理解されないのも無理はないです。

 また,僕は上司が変わるたびに説明を必要とされました。一から説明をする必要性が出てくるのですが,話して通じるものではありません。卒論みたいな感覚でとらえられることがあり,容易なものだとばかりに話してくる場合もあります。それでも,僕は目標があったので,くじけることはありませんでした。

 

結局は,自分の覚悟

 結局のところ,博士課程に自分が何を求めているかだと思います。

 目標が明確であれば,そこに向かう努力を怠ることはおそらくないと思います。僕も6年かかっていますので,もう少しはやく取得できていればと思うことはあります。社会人学生でも4年とかで取れている人もいます。最近,そういう人と比べることがあるのですが,そうはいっても仕方がありません。

 タイミングも大事なので,もし大学院に進学したいという思いがあるのであれば,タイミングを逃さないことも大切だと思います。