野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

社会人で博士課程の学生は,できます。-社会人学生の話-

 博士課程に行きたい!でも,できる気がしない・・・。

 そんなふうに思われてる方は多いのではないでしょうか。

 結論から言いますが,できます。というより,今の社会人学生のうち,おおよそ半分は社会人学生です。

 以下のような順でお話をします。

社会人で博士課程の学生は,できます。

 結論から言いますが,社会人学生で博士課程生は,できます。進学することに目的があるはず。その目的があれば,絶対にやり遂げようと言う気持ちが出てきます。むしろ,それを成し遂げないことが自分にとってマイナスな選択になるからです。

時間は生み出すもの

 時間の確保が問題になると思います。これは博士課程には限りませんが,時間は生み出すものです。人間,誰しもが1日24時間しか与えられていません。その24時間をどう使うかはその人次第です。自分の持っている時間を,自分のスキルを高めるためとか,自分の目標を実現するためとかに使おうと思えば,時間を生み出そうとしないでしょうか。だから,明確な目的がある以上,時間は絶対に確保することができます。

博士課程ですること

 することは以下の通りです。

  • 単位を取得する
  • 研究し,論文を通す
  • 博士論文を書く。

 博士課程の場合は授業はほとんどありません。全くないというわけではありませんが少ないのは事実です。それよりも,ほとんどが研究に当てる時間になります。研究ができるかどうかというところのみが,ポイントです。

 ゼミも場合によってはオンラインでやり取りするということも,今の時代はあるでしょう。授業については必ず出なければいけませんが,博士課程の場合はわりと融通が利く場合が多いようです。だから,この問題はそんなには大きくないかと思っています。それよりも,何度も言いますが研究ができるかどうかです。

お金の問題はない

 ストリートの学生であればお金の問題は発生しますが,社会人学生の場合はすでに自分でお金を稼いでるわけなので,あまり学費の問題というのは表には出ない場合が多いと思います。お金ではないですが,家族の理解が必要です。

遠かったけどできた

 実際に僕も博士課程の学生として行っていました。通学は,二つ隣の県に行っていたので遠かったですが,それでもできました。できたというよりも,やり遂げたかったので,できるようにやりくりをしました。むしろ,気分転換になりました。

 もちろん時間が足りないと思ったこともあります。しかし,時間が限られている分,限られた時間を生産性を最大限に上げて効率化しようと工夫しました。博士課程執筆の時はとても大変でしたが,ゴールが見えている分,気持ちは楽でした。

不安はあっても,始めたらやる

 仕事と学業の両立なんて本当にできるんだろうか?という不安はお持ちになられる方は多いと思います。

 自分の先のキャリアを考えた時に博士課程にいたという経験が必要だから入学をするわけで,それが仮になかったら,その先の未来もう全てないのと同じなんです。中には,仕事と博士課程ですることがとても違うという方もおられると思います。そういう仕事に関係する悩みは,どちらにしろ学位を取った後もチョクメンする問題です。だから,そこはある意味,問題を先取りするか,後に残すか,という違いのような気もします。

結論は,できる

 ですから,結論として,社会人学生で博士課程の学生ということは可能です。

 要するに,明確な目的とやろうとする意志が大事です。

 

 以上,今回は社会人学生に関する不安についてでした。

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