研究に時間を使いたい。勉強したい。でも,時間が足りない・・・そんな悩み,社会人学生ならだれでも持つと思います。事実,ストレート学生のように勉強や研究のための時間を確保することは難しいです。しかし,時間が足りないからこそできることもあります。
以下の順でお話しします。
時間が足りないから,できる
時間がないから無理・・・そんな風に思われる方も多いと思います。仕事をしている傍ら,家のこともして,なおかつ勉強や研究。そんなことができたら,スーパーマンです。しかし,実際にできている人もいます。無理ではないのです。では,どうすればよいのでしょうか。
時間に限りがあることを意識することが重要です。はじめから時間をかけられない前提で考えればよいのです。
使う時間の上限を決める
習慣化のところでお話したこととも関連しますが,無理があると続きません。いかに無理なく習慣化させるかが重要です。一度習慣化すると,勉強や研究に使う時間を増やすことができるようになります。
社会人は受験生のようにエンドレスに時間を増やすことはできません。いっそのこと,時間の上限を決めてしまいます。生活を振り返って,無理なく進められる時間はどのくらいかを考えてみましょう。例えば,平日は30分,休日は1~2時間,とかであればそれほど無理なく確保できます。このくらいであれば,毎日続けることができます。その時間を,上限にしてしまうのです。30分経過したら,そこで絶対に止める。
慣れてきたら,時間の上限を少しずつ外しても大丈夫です。
時間の使い方を効率化する
時間に上限を設けると,意外と使える時間がないことに自分が気づくようになります。限られた時間を有効に使う必要があります。そこで,研究や勉強に使う時間を効率化していきます。You Tubeで学習法について情報を集めてもいいと思います。研究であれば,どの順で,どのように進めていけば効率的に作業できるかを考えます。
こうしていくと,意外とあまり効率的でない時間の使い方を気づきます。こうしたら効率的に進められる,と考え,試行錯誤していく中で,生産性を上げていくことができます。
膨大な時間を必要とした博士論文
僕の最近の話題でいうと,博士論文を作成するときは,とてもすることが多くて,当初はすごく果てしないなと思っていました。しかし仕事をしている身なので,どうやっても使える時間を増やすことはできません。
そこで,今日は2時間しかしない,などと決めていました(しないというか,それ以上確保できない,というほうが正しいのですが)。すると,2時間で進める必要性が出てきます。「さあ,何しようかな」などと考えている暇はありません。できることから進めていかなければ終わりません。そうして限られた時間を有効に使おうと試行錯誤していきました。こうやって無事に博士論文を仕上げることができました。
時間を無限に増やすのではなく,効率化すればよい
「時間がないのに,できるわけないやん!!」と思われた方もいるかもしれません。結局は,限られた時間をどう使うかにかかっています。時間は有限だということを意識して,有限な時間を効率的に使うようにするのです。そうやって毎日を重ねていくと,1年後には大きな差となって開いてくると思います。
時間が足りないからこそ,やろう
どういうやり方をしても時間が十分にあるという状況にはならないでしょう。考え方を変えて,時間が足りないからこそ,どうやったらできるだろうか?と効率的にやる方法を考えると,勉強や研究を積み重ねていくことができると思います。
時間が足りないからこそ,やりましょう!