今回は,2021年の目標は,より実現可能なものにしようというお話です。))
目標は年始に立てることが多いと思います。しかし,その目標の中にはあいまいなものも多いです。せっかくなら,2021年の行いが未来に蓄積されていくことを意識して,実現可能で,着実に未来につながっていくものにしたほうが,成長する自分を描けると思います。
より実現可能な目標を立てよう
1月から3月まで,英語学習をしようと決めているので,毎日欠かさずやっています。習慣化している僕でも,3か月ずっと続けることは難しいですし,続ける工夫がそれなりに必要です。しかし,継続することは着実に力になります。僕自身,英語がしっかり聞けるようになってきているのを実感しています。
せっかく努力をするなら,自分がどんな人になりたいのか,そのためには何が必要か,今できることは何なのか,といったように,明確な道筋を立てる必要があります。遠い未来の目標を立てて,そこに向けての具体的な目標を立てていくイメージです。
こういった努力ができる人が,社会では活躍していくんだと思います。こんなことを僕が考えるようになったのも,努力を欠かさない知人の影響です。厳しい言い方ですが,努力したくないという人はそこまでだと僕は思います。
いわゆる「できる人」は決して努力を欠かしていません。いいタイミングを掴んだなど,好条件も確かにありますが,それだけではありません。
目標の立て方
遠い未来の目標
人生の目標を明確に持っている人は,「将来こういうことをしたい」といった壮大な目標を持っていると思います。そのような目標を持つことは重要だと個人的には考えています。それが,努力の原動力になるからです。
しかし,それだけでは,具体的に今何をするべきなのかが明確にならないので,より目標を現実のものにしようと思うならば,努力する方向性を定めるためにも,より近い目標が必要です。
近い未来の目標
遠い目標の実現のために,数年先,といった近い未来にはどんなことをしていく必要があるのか。このようなことを考えることが重要です。ここが明確であれば,具体的な努力の方向性が見えてきます。
今年の目標
近い未来の目標が明確になれば,そのために今年する必要があることが明確になってきます。社会人の方であれば,取れる時間は限られていると思います。その有限の時間を有効に活用するためにも,冒頭で少し触れたような,この時期はこれをしよう,といった,期間を定めるのも有効かと思います。なんとなく全部同時進行・・・では難しいと思います。
野良イモリの目標
僕個人は,遠い未来には自分が研究して得た,確かな知見を発信していきたいという目標を持っています。博士号は,そのために必要なものでした。自分が研究する能力を身に着けることは重要だったし,そのためには修士ではだめでした。また,博士号が情報の質という意味では信用の種になるとも考えたためです。
しかし研究者として発信するようなことは当然ながら簡単になせることではありません。発信できるような知見を得るべく,研究実績を積み上げていくことが必要です。また,学会発表などで顔を売り,自分の存在を社会に知らしめる必要もあります。かといって,これらも簡単ではありません。
少なくとも昨年2020年に博士号を得,それが一つの節目になりましたので,現在は次のようなことを今年の目標として考えました。
- ポスト博士論文研究となる研究の計画を立てる
- 夏ごろには調査に乗り出す
- 研究仲間を作る
- 英語能力を身に着ける
これを,現実的な流れにすると以下の順になります。
- 1~3月期:英語学習で,英語の能力を身に着ける
- 4~6月期:新たな研究計画を立てる。
- 7~9月期:調査にこぎつけたい。※学会がこの時期と思われる
- 10~12月期:仲間を集める動きをとる。2022年の動きを考える
わりと流れはできているかなと思います。
これでもまだ不十分かもしれませんが,少なくとも今まで立てたなんとなくの目標よりは,断然具体化できたかと思います。
皆様もぜひ,未来につながる目標を立ててみてください。