野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

客員研究員の話を頂いて

今回は,昨年末の振り返りで少し触れた客員研究員について書きます。

ちなみに客員研究員については確認中なので,まだ確定した話ではありません。

大枠が決まった研究の計画

 8月から研究を再開して研究をスタートさせ,12月で研究の大枠を決めることができました。大枠の研究を決めることで,これからする研究や論文たちの方向性を定めることができます。

 本当に大枠が決まったというところです。博士論文研究でいう,初期の研究構想が終わった段階です。

客員研究員の話をもらって

 これまで私的に進めていた研究の下調べですが,一般人だと論文にアクセスできなかったり大学図書館の取り寄せサービスを利用できなかったり,支障がありました。

 そこで,客員研究員になってはどうかという話を先生の方からいただきました。客員研究員になると,私に及ぶメリットがあります。

  • 調査や論文投稿時に名乗る所属ができる
  • 競争的資金を獲得できる
  • 大学のネットワークを活用できる
  • 大学図書館を利用できる(一般人でも利用できるが,制限がある)

 研究するときに名乗れる所属があるので,ありがたい話です。

 もちろん無給です。職員でもありません。なので,勤務ではありません。

プレッシャーも感じる

 ただ,これまで趣味的活動でしかなかった研究が,肩書をもらうことで急にプレッシャーも感じるようになりました。

 何にプレッシャーを感じているのか,その正体はわかりません。ただ,おそらくですが現職の教員(大学ではない)である自分が客員研究員という名前をもらい論文をこれから出していくことになるんですが,それはイレギュラーなことです。

 研究者のどのレールにも乗っていない。道なき道を進んでいるんです。そういった不安感。自分は今後どういう方向性になっていくのだろうかということです。

生活も大変

 筋トレもしていて時間がないので不摂生な食生活をしていたんですが,健康診断でいろいろひっかかってしまって,食事にも気を付けるようになりました。

 そうすると調理や片づけに一定の時間を割くようになったので,大変になりました。筋トレもしているし研究もしている。なかなか厳しい展開になってきました。

 パートナーが欲しい。本当にそう思います。

 自分の世話みたいなことに時間をかけさせるのは悪いなと思いながら,でも現実そうでないと成り立たなくなってきているのを感じます。

気晴らしは必要

 筋トレは気晴らしのようなものです。仲間と関われるし,気分が晴れるからです。ホルモンの影響なんでしょうね。だから筋トレをなくしてしまうのも難しいかなと思っています。

それでもやっていく

 それでも,研究を辞めれるかというと辞めれないと思います。私はそういう性分です。研究をやめることはないと思います。だからこそ博士号を取得したんです。

 それでも私は進んでいく。

2025年を振り返って

 2025年ももう終わりですね。

 今年は,本当に動きのいろいろあった年でした。報告も兼ねて,書き記します。

  1. 異動

 まず勤務先が異動しました。

 3月・4月。小学校(義務教育学校)教員だったのですが特別支援学校の方へ異動しました。人事交流なので,年限が決まっています。異動したのには,いろんな理由があります。小学校でゼネラリスト的にいろいろな校務を経験したので,おそらくこのままいてもこれ以上の自分の成長は見込めないのではないかと思いました。そこで,環境を変えようと思い立ったのです。

 希望がそのまま通ると思っていなかったので,そこはうれしいです。これまでの勤務が評価されてのことだと思います。

  • 公募への応募,学会の参加

 5月。知っている大学の先生のご退職に伴う公募があったので,2022年以降,公募はあきらめていたんですが,チャレンジしてみることにしました。

 准教授募集だったのでダメだろうとはわかっていたのですが,軽い気持ちで応募しようと当初思っていました。ただ書類の準備がかなり大変で,

「これだけ準備したんだから,可能性は・・・」

と思うようになっていきました。

 6月。学会の支部活動に参加しました。

 そこでも学会の役員を頂くような話になったんですが,それ以上に,一緒に参加した方から

「研究してください。新しい風を吹かせてくださいよ」

と言っていただきました。

 博士課程を修了してから全くそんな活動はしていなかったので(というかいいテーマを思いつかなかった),やってみようという気持ちになりました。これが,研究活動を再開するきっかけの一つ目となりました(一つでは動かないともいえる)。

  • 研究再開

 8月。公募の書類選考落ちという結果を見て,提出から3カ月経過していたこともあり,期待していた気持ちが少しあったので,残念に思いました。

 しかし,改めて,研究をしたいんだという,15年前に考えた当初の思いを思い出し,諦めずにやっていこうという気持ちが整いました。そのために,わざわざ早い段階から博士課程に進学したのです。

 研究をやめてちょうど5年。5年間,ジムに行き始めたり,彼女と楽しい日々を過ごしたり,親友ができたり。それはそれは,楽しい日々でした。楽しかったなあ。。。(これからは地獄が帰ってくるぞという意味)と思いながら,6月のことも思い出し。僕の実績からして10年はかかるとも思いましたが,それでも大学の教員の道を目指そうと思い立つに至りました。

  • テーマの大枠決定,客員研究員の話

 9月の時点でテーマの大枠が決まりました。

 ただ本当に大枠すぎたので,下調べを始めたものの広大すぎて無謀な作業に思えてきて,テーマを絞る必要性をすごく感じました。

 そうしてテーマを絞ったのですが,12月には,先生の方から客員研究員の話を頂きました。大学だと兼業申請をしないといけない事案のようで,所属先の承認を求める流れになりました。本当に話が年末だったので所属先にはまだ行っていません。

 ただ,客員研究員になると調査の時に名乗る所属問題とかいろいろな問題が解決するので,ありがたい話です。小中高・特別支援学校の教員が大学の客員研究員にという話はほとんど前例のない話だと思うので,うまく説明しないといけないなと思っています。

 

 振り返ると,すごく動きの大きかった年だったなと思いました。

 自分のやりたいことの方向性が定まってきたという感じでしょうか。

 この流れを,来年にも生かしたいです。

研究活動を再開します

今回はお伝えしたいことがあってブログを書きます。

2020年に博士号を取得して,ちょうど5年になります。

5年何もしていませんでしたが,研究活動を再開します。

きっかけ

普段ほとんど開かないfacebookなんですが,なんか今年度に入ってからは開くようになりました。そこで偶然,環境教育で大学教員の公募がかかっているのを見たんです。

教員公募に出したのは過去3度あります。どれも分野は別々で,理科教育だったり教員養成だったり様々なんですが,書類選考落ちでした。いつしか,大学教員の公募すら見なくなりました。

今回もどうせ落ちるけど,出してみよう~

ということで軽い気持ちで考えていたのがきっかけでした。

大変だった書類準備

過去に出した大学たちは,履歴書と主な論文の本文という簡素なものだったんですが,その大学の提出書類はわりといろいろありました。シラバスを作るという課題,業績も枠がいろいろあって,しっかり人を選びたいという感じがにじみ出ていました(そう思うと今までの簡素な大学は・・・最初から入る人でも決まってたんでしょうかと思うくらいですね,いまから思えば)。

書いてみるとけっこう大変で,しっかり準備するような感じになりました。

それでも,出すときは「まあ,落ちるだろうけど・・・」くらいに思ってました。

最近AIにはまってるんですが,AIに「無理ですよね~」と打ってみると,「いえ,可能性は五分五分です」と意外に良い評価だったのに驚きました。

結果待ちが長い

書類選考→合格者のみ2次選考がある→合否判定 というよくある流れでした。

難しいだろうと思って出しておきながら,書類は本気で準備したし,AIも五分五分というし(自分の中では皆無だったので)で,期待していく自分がいました。

Callingのような出来事

結果は不採用で帰ってきたんですが,たまたま開いたfacebookでみた公募,そして6月に参加した学会で仲間から

「研究してくださいよ。新しい風を吹かせてください」

と言われたんですよね。

そして今回の不採用の結果。その大学の求める人の像に私が適合していなかったという話かもしれませんが,たとえ准教授・教授枠での募集だとは言え実力不足なのは言うまでもありません。期待とともに,もしそちらの道に進んだら・・・といった想定が頭をよぎっていた分,残念と共にそれをすごく実感する結果でした。

人間はこけてから動き出す

この5年間,研究をしなくなったかわりに彼女と遊んだり,筋トレを始めたり,それで親友ができたり,ジムの人たちとも仲良くなったり・・・

ガテン系な彼らとはジムに行かない限り,出会うことはなかっただろうなと。そんなことも思いながら,人との交流を楽しむ充実した5年間を送ったような気がします。ジムに行き始められたのは,なにせあの過酷な博士課程生時代を経ているからです。

けど,こと研究ということに関しては歩みを進めていませんでした。

再開したい。そう強く思うに至りました。

論文を読むことから始めて

あれだけ

「次のテーマ,何にしよう。思いつかない」

と思っていたテーマですが,論文を舐めまわすように読んでみると,4つも思いついてしまいました。もちろん,調査方法だとかそういう詰めた話はこれからです。思いついたというだけなので・・・

どれだけ時間がかかるかはわかりませんし,

ど教育学でもない

ど造園学でもない

間を取ったようなマイナー分野を選んでいる私です。募集もかかって数年に1度程度でしょう。ポストを確保するのも容易ではない。

間を取ったからこそ,どの分野を狙っていくのかはしっかり考えないといけないところはあるし,不足している知識を補いながらになるので,それは容易ではありません。

しかし,進んでいこうと思います。

できることから,着実に進めていこうと思います。

自己成長と重要な気づきを得た2023年

 2023年も気が付いたらもう終わりですね。みなさんにとって2023年は,どんな年だったでしょうか?

 今回は,今年のことを総括します。

 

 一言でいうなら,仕事が忙しい1年でした。

 特に今年後半は忙しくて余裕がなくなったので,家に帰っても疲れて何もできない・・・というようなことも多々ありました。

 時間に追われるようなそれらに他のものがいろいろ押されていく一方,今まで自分が得てきたものの大きさもわかった年だったような気がします。

 

仕事関連

支援学級の担任

 特別支援学級の担任をしています。特別支援学級自体は5年目。今年度は情緒特別支援学級。人数が多く学年もまちまちなので,それぞれのアセスメントをしながらも支援を考え,実行していく…特性もずっと同じではない。変化がありました。授業も複式。なかなかハードでした。でも,子どもたちはとてもいい子たちでした。

 特別支援学級の場合,支援計画や個別の指導計画があるので,人数が増えるとそれだけ必要な支援を考えたりするのに時間を必要とします。人数の少ない支援学級とは違う・・・ということをすごく実感しました。一方,自分だけで対応することもできないので,周りに対して働きかけていくということも覚えました。

 個別の指導計画は膨大な量になるので,5月いっぱいくらいまでかかってしまいました。あれ,どうにかならないもんなんですかね・・・。一人の担任が作成する量ではありません。

他の先生のサポート

 他にも自分が担当していた別の特別支援学級の先生のサポートも大きな仕事でした。ほぼ知識が0の状態の人に対していろいろ教授していきました。最初はその先生に僕の言っていることの必要性が伝わっていなかったみたいで(頭が固かっただけなのかもしれませんが)あまり実行してもらってなかったんです。悶々としていました。

 しかし年度後半になって,その子に大変なことが起こました。言わんこっちゃない,と思いながらも,そこでようやく必要性を実感してもらったようで,そこからはちゃんと実践してくれていました。

支援計画作成スキルの大きさ

 自分が昨年,児童発達支援管理責任者向けの研修に参加して得た支援計画作成のスキル。あれを得たことも大きかったです。特性の理解,背景の理解,そして必要な支援を見出すこと。それらは日々のかかわりから自立活動の時間の指導にまで,幅広く生きていきました。学校に児童発達支援管理責任者を置いたらいいのでは・・・と今では思います。

 学級の人数が多いことがあってサポートの先生もいたんですが,サポートの先生や通常学級の担任のと支援の方向性について共有する必要性がすごく高いことも実感しました。

研究主任

 そのほか,研究主任もさせてもらいました。今年度は自分の学級のことやほかの先生のこと,行事が次々に復活してきていることがあり,昨年度ほど時間を割くことはできませんでした。少ない時間でいかに最大限の成果を出すか・・・ということを考えざるを得ませんでした。

 4月は自分の学級にかかる書類が膨大で大変だったので,取り組みの提案がぼやっとしてしまいました。それもあり,もともとあまりやる気のない人もいたりして,取り組みに非常に温度差を感じた1年でした。モチベーションを上げることが必要なので,やることが明確な何かを準備することがとても大事だと思いました。

 

筋トレ

 筋トレは相変わらず頑張っています。

 上記のようなことがあったので今年後半はなかなか時間が取れませんでしたが,なんとか週3は確保しています。それも,1時間程度と絞っています。夏くらいまでは2時間弱×週4くらいやっていました。

 どうしてこんなに時間が足らないんだろう・・・と思うんですがそれは単純に仕事が大変過ぎたことが原因です。疲労を回復させることに時間を割いているので,それまでのようにはいかないんです。

 しかし2年前の肉体と比べるとものすごく変化しているので,効果も実感しています。笑

 

研究

 ここは全く進んでいません。

 忙しいうえに筋トレもしてるのでそもそも時間が足らなすぎるんですが,研究を本格的にやるのであれば,まとまった時間を1年程度確保して,その間に知識をつけ,研究の動きをつけていく必要があると思っています。

 来年はこのあたりも進めていきたいですが,まとまった時間を確保するために1年間学生をするのか,それも仕事関連としては行けないでしょうからやめるくらいしてしまわないと難しいとは思います。

 残りの人生も半分ちょっとくらいになっていると考えると,そういう年が1年あってもいいのかもしれない・・・とは思いますが,ここについてはもう少し慎重に,どうやってその1年間を確保するのか,時間を取って考えないといけないなと思います。

 今できることは,時間の確保です。

 

私生活

 恋愛に関しては空振りな1年でした。一応,恋人はいたのですが,甘えるのが好きな自分,真面目過ぎて甘えることができない元彼女,そしてそこに踏み込めない自分・・・という感じで変な距離感ができ,別れるに至りました。

 自分にとって大切なことに気づくこともできました。自分の場合は甘え甘えられができる相手がいいということ,不満は黙らずはっきり話し合った方がいい(また,それができる相手がよい)ということ,相手探しも急いでするとかえって時間をとるようなことになってしまうので,じっくり時間をかけてもよいということ。

 

まとめ

 という感じで,今年は何かを始めたというよりは,今まで積み重ねてきたことがいろいろと結果として現れたという感じがしています。

 得たものとしては大きい年だった。そんな1年でした。

 来年も,よい1年でありますように。

現状に関する報告と思い(2022年8月)

気が付いたら,最後に更新したのが1年前でした笑

ご無沙汰しています,野良イモリです。

今回は,現状に関する報告と思いを記したいと思います。

 

  • 現状

 現状としましては,昨年ととくに変わりません。

 ただ,客員研究員になるために研究計画を立てようという話は始めました。

 内面的には,変わってきたのかなと思っています。

  • 周りの目は気にしない

 去年と変わったところと言えば,現在の職業と研究のバランスをどう考えるかということでしょうか。

 僕は公務員ですので今まで博士課程に在籍することに関してはそれなりに抵抗には合ってきました。それは,僕のやっていることに対してどうこうというよりも,前例のない人に対する抵抗という意味合いが強いと思っています。

 昨年もしばらくこのような過去を引っ張っていましたが,僕は研究がしたいので,そこに遠慮してしまっては何も始まらないと思いました。振り返ると博士課程に入学したのも結局研究ができないから,研究をするためだったので,博士課程を修了して在学していない今,やめてしまったら振り出しに戻るからということです。

 「自分は研究をやります」

ただそう宣言するだけです。このように,研究をすることに対する意識は変わりました。

  • 研究計画は難しい

 研究計画を立て始めました。

 ただここは博士課程在学当初と同じで,なかなか方向性が定まりません。

 論文はわりと読んできたと思いますが,客員研究員になるとすると毎年研究報告を出さなければならないので,インパクトのある論文を出すための研究計画を出せる必要があります。

 そこで最初は「既往研究から,こういう結果が出るだろう」と予想されるようなことを見つけて立てていったのですが,それだと既存の論文が明らかにしようとしたことと同じような方向性になってしまうこと,研究しつくされてきている感のある分野では難しいだろうという話になり,方向性をまた変えることになりました。そして現在に至ります。

  • 自分の能力を高めるしかない

 結局のところ,今の自分にできることは,研究能力を高めること。それしかありません。今できることは,こういった努力を積み重ねることだと思っています。

  • 環境を変えても同じかもしれない

 そこで思うのは,職業を変えるとかしても結局は環境としては同じかもしれないということです。

 今の自分には研究職(=大学教員というに近い)に就くだけの論文実績や環境はありません。

 それは第一に自分が選んだ分野というのがマイナー分野だということ。自分のしていることがぴったりと合致するところというのは数的に多くありません。

 第二に自分の専門性の方向性が自分自身,定まっていません。このブログでも自分はピンク色だ(2つの分野の中間をとったような存在,という意味)と申し上げてきました。それを否定として捉えていましたが,それは今更変えようがない自分でもあり,それをプラスに変えるためにどのような方向性に定めるか。そこの見極めができていないことです。

 自分が枠に合わせていくというよりは,自分がしたいことをやるという方向性のほうが良いと思っています。

 そうすると論文実績を積んでいくしかないんですが,現在の職業を離れて違う職業に就いたとしても,結局は同じ状況があります。平日に時間を使えるようになったりはあるかもしれませんが,結局,収入を得るためにあれこれする状況になるのであれば,研究に使える時間は変わらないのかもしれない,とも思っています。

 だから転職に関しても気軽に考えるのではなく慎重に考えていく必要があるな,とも思っています。

 

 結論としては,今できることを積み重ねていく。それだけです。

 というような意識でいます。

できることから始める 自信をつけるのが第一

 結局、6月までに研究計画を立て、8月までに調査に乗り出すと言う計画は無謀でした。前記事に書いています。

 かといって、万全にできるまで続けるのも、それはそれでいつ終わるかわかりません。そもそも、協力を得ないと難しいことが多いのです。

 

 考えてみれば、いきなりすごい結果を出そうとして動き出せないのです。それであれば、何もいきなりすごい結果を求めなくても良いのです。

 何よりも、自分に自信をつけること。やってみたらできる。そういう自信をつけること。そのためには、どれだけ小さくても良いのでやったという結果を出すこと。

 そう思って、小さなことから始めることにしました。自信は大事です。

考えれば考えるほど難しい現実ー研究ー

 個人的に研究をしようと,6月までに研究計画を立てるとかいう目標を立てていましたが,現実はすごく難しいです。無理だな,と最近思うようになりました。以下に記します。

 そもそも,無理な原因

 分野的なものもあるかもしれませんが,立場も何もない人間が1人だけで進めることそのものが難しいからです。調査の計画を立てても大がかりな感じになり,それを自分がこなすのは難しい。

 既往研究では,そういったものは上部組織にあらかじめ協力依頼をしておくとか,調査そのものを依頼するとかしています。自分で回ったものといえば,2,3か所程度,それでもかなり労力がかかっただろうなと思われるようなものです。

 協力依頼をするにも,何もない立場の人間がなかなかそこに依頼といっても・・・という思いもあり,かといって仲間がいるわけでもなく,コロナもあり大学にまでは行けず・・・と,なかなかな状況です。

今後のうごきをどうするか

 今の状況のまま続けていても暗雲が立ち込めたままだな・・・と思い,それこそ中学生の自由研究に毛が生えた程度の中身しかできませんので,大々的に調査というようなことはあきらめようかと思っています。考えれば考えるほど,選択肢が狭まっていくような気がしています。

 よほど立場を変えるとかしないと難しいですが,大学教員などという選択肢も今のところとても薄いかなと思っているので(それよりも,授業の持ち時間数とかが多くて,これは本当にさばける仕事量なのだろうかとかいう心配をすることの方が多いです),当面の見通しといっても難しいなと言わざるを得ません。

 これは,入学前の状況に似ています。あの頃よりはできることは増えてはいますが,結局のところ大した差はありません。

テーマ設定、迷走脱却のための作戦

 テーマ設定と研究計画については、相変わらず苦戦しています。6月も終わるというのに……

 考えていてもらちが明かないので本を読んでいると、新たな研究テーマを見つけるための方法が書かれていました。

 

 既往研究を読むだけになっている、という話は以前しました。本を読んでからは、既往研究の方法の欄を調べるようにしています。

 具体的には、調査方法の欄を見て、調査手法、調査そのものの難易度(中には、特別な許可や協力を得ないと調査そのものが難しいものもある)、その調査方法のメリットとデメリットを見ています。

 

 すると、いろいろ発見がありました。調査方法がいろいろあり、どんな手法をとれば何が明らかになるかかわかります。そして、立てる項目によって明らかにできることを概ね予想することができます。それが、業界にとって必要な結果か(その結果を得てどんないいことがあるのか)考えることができるのです。

 

自分のしたい調査でも、実施そのものが難しかったり、実施はできても、「その結果を得たところでなぁ…」と思うものを調査しても仕方ありません。

 

 まだこれも始めて間もないので、しばらく既往研究の方法欄をよく読んで、最終的にはそこから自分がどんな手法を選んでなにを調査したいかを、はっきりとさせようと思っています。

新しいテーマ設定に苦悩しています。6月までの目標。

 ポスト博士論文となる、今後の研究の研究計画を立てることを4月~6月の目標にしていたのですが、なかなか難しく、5月末の現在でも具体的なものは何一つ決まっていません。改めて、研究計画の難しさを感じました。

この間にしたこと

 最初は、博士論文のその後、というところから考えました。博士論文は、守破離の離から入った感があったので、既往研究の少なさに悩むようなことが多かったです。それがあって既往研究を見ていたのですが、その後のこととなると既往研究が皆無に等しく、現状では論文の「はじめに」にあたる部分や項目の設定が難しいと思いました。

 既往研究が皆無だからこそ質的方法をとれないかと考えてはみたもののそこを考えることも難しく、頓挫しました。質的方法は時間をかなり必要とするので、調査に出ようとしても難しいということも理由の一つにあります。

 それから、既往研究を読んでいました。

 

進まない理由

 既往研究は重要なのですが、そこに固執しすぎたかもしれないと思っています。既往研究を読んでいるにしても、ただ読みこなしているだけのような感じになっていたのかもしれません。例えば既往研究にも問題点や課題となる点は必ずあるわけで、それを探すような批判的思考とか、既往研究のその後の研究はどのようなものが考えられるだろうかとか、そのような視点で考えていなかったです。

 あとは、やみくもに論文を見過ぎですね。上記とも重なりますが、論文を見るにも、目的意識がないとテーマはなかなか見つからないなと思いました。

 

研究テーマを見つけるための方法

  • これまで読んだ既往研究を、批判的思考して課題点を見つける。
  • 既往研究のその後をするとしたら、何ができるだろうかという視点で考えてみる。
  • 自分オリジナルの発想を生かす。既往研究は大事だが、そこに縛られすぎない。
  • 自分の博士論文のその後を、もう少し考えてみる。

 このような方法で、6月のうちに新しい研究テーマを決めたいと思います。

 博士論文は一つの大きな知見だと思いますから、それに続くものをやはり考えたいです。

選択肢の一つ。状況に変化の兆し。

 今後の選択肢について,新たに1つ入ってきたものがあります。今回は,それについて記そうと思います。生き方の一つとして,参考になりましたら幸いです。

 新たな選択肢

 仕事をしないかと誘ってくれている人がいます。それで,前向きに考えています。具体的な職などはここでは書きませんが,少なくとも今よりは時間を確保することができると考えられることが,前向きに考えている理由の一つです。

 加えて,その方は考えていることと考えているタイミングが同じだったことが今まで何度もある不思議なご縁を感じる方で,とても信頼できる方だからです。そうでなければ,渋っていたと思います。時間もどれくらいでもいいから来てほしいと,熱い思いを語っていただけたことが何よりもうれしい気持ちでした。

 問題となることを挙げるとすれば,前の居住地にJターンするようなことが必要であることです。今の土地はまだ7年目ですが,言っても7年住んできた土地なので,こちらに知り合いもいるし,慣れてきたところもあります。そんな土地を離れる寂しさは当然あります。

 それと,収入です。具体的には以下に記しますが,収入が減ることは避けられません。これについては,研究を選ぶ以上,仕方がないかなと思っています。

 

フリーランス研究者という生き方を検討する

 博士号をとって研究がしたいとなると,たいていは大学教員を考えるかと思います。分野によっては,研究所ということもあるかもしれません。しかし,現状ではそれらのポジションは,ポストそのものが少なくなっている状況です。予算的には横ばいのようですが,競争的資金が増えて安定的なポストの確保は難しくなっている状況のようなので,研究はこの15年ほどかなり削られてきているかと思います。それに,僕のような分野の場合,ぴたっと合うところが見つかりにくいということもあります。

 そんな中,自分がしたいことを実現するにはどうすればよいのかということを考えると,必ずしもそれらのポストを狙うことが良いとは言えないと考えました。

 フリーの立場で研究をし,傍らで研究をするという生き方であれば,その点,自由に動くことができます。しかし,研究に時間を割く以上,働くことに使う時間も短くなるわけです。収入的には,時間を対価とした働き方をしている以上は減ることになります。稼ぎ方にも工夫が必要です。

時間とのバランスは常に考えなければいけない

 今回のお話はまだ具体的に賃金はいくらかといったことまでは相談を進めていないのでこれからということになります。ただ,働きながら,傍らで研究をするという生き方そのものも容易なことではなく,たとえば副業社員や非正規といった生き方をすれば,収入的には限られたものになります。

 残りの時間を副収入を得る手段として使うなら,その分がそのまま研究をする時間としては削られることになるのです。おそらく,この時間のバランスについてはエンドレスな問題になってきます。研究そのものを稼ぎにすることが難しい以上,やむを得ません。

 そこに縛られないとするなら,稼ぎ方を,時間帯化でない稼ぎ方にする(コンテンツで稼ぐ,YouTubeの収入など)しか方法はありません。しかし,そこにも実は矛盾があって,ああいった稼げるコンテンツを作ることもそうそう容易ではありませんので,結局のところエンドレスな問題になります。おそらく,バランスが取れるものではありません。

 

 こうして考えてみると,自分の中で研究をするという行為そのものがそれほどに重要なものになっているということが分かりました。ある種のライフワークです。しかし,自分の生き方を充実させる手段としては,悪くないと思っています。