野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

新しいテーマ設定に苦悩しています。6月までの目標。

 ポスト博士論文となる、今後の研究の研究計画を立てることを4月~6月の目標にしていたのですが、なかなか難しく、5月末の現在でも具体的なものは何一つ決まっていません。改めて、研究計画の難しさを感じました。

この間にしたこと

 最初は、博士論文のその後、というところから考えました。博士論文は、守破離の離から入った感があったので、既往研究の少なさに悩むようなことが多かったです。それがあって既往研究を見ていたのですが、その後のこととなると既往研究が皆無に等しく、現状では論文の「はじめに」にあたる部分や項目の設定が難しいと思いました。

 既往研究が皆無だからこそ質的方法をとれないかと考えてはみたもののそこを考えることも難しく、頓挫しました。質的方法は時間をかなり必要とするので、調査に出ようとしても難しいということも理由の一つにあります。

 それから、既往研究を読んでいました。

 

進まない理由

 既往研究は重要なのですが、そこに固執しすぎたかもしれないと思っています。既往研究を読んでいるにしても、ただ読みこなしているだけのような感じになっていたのかもしれません。例えば既往研究にも問題点や課題となる点は必ずあるわけで、それを探すような批判的思考とか、既往研究のその後の研究はどのようなものが考えられるだろうかとか、そのような視点で考えていなかったです。

 あとは、やみくもに論文を見過ぎですね。上記とも重なりますが、論文を見るにも、目的意識がないとテーマはなかなか見つからないなと思いました。

 

研究テーマを見つけるための方法

  • これまで読んだ既往研究を、批判的思考して課題点を見つける。
  • 既往研究のその後をするとしたら、何ができるだろうかという視点で考えてみる。
  • 自分オリジナルの発想を生かす。既往研究は大事だが、そこに縛られすぎない。
  • 自分の博士論文のその後を、もう少し考えてみる。

 このような方法で、6月のうちに新しい研究テーマを決めたいと思います。

 博士論文は一つの大きな知見だと思いますから、それに続くものをやはり考えたいです。