予備審査会が先日,終わりました。
記録として,書き記しておきます。
前日はリラックス
前の日は仕事も半休をいただきました。
今回は大学で開かれたので,ほぼ移動時間に費やしました。
ホテルは今コロナショックでどこも安いので,いつもは頼めない高級ホテルにしました。笑 ビジネスホテルとはゆったり感が違いますね。さすが高級ホテルです。部屋が広いのもとても影響していると思います。前日まで詰めないのが良いと思いました
酷評から考えたポイント
当日はなかなかの酷評でした。ここまで言われるか!?というくらいです。
先生から教授会で指摘のあった内容についての報告があったのですが,落ち込むような内容でした。
そこで重要だと思ったのは以下の4つです。
- 論理性を重要視する
- 言いすぎない(自分のデータ以上のことは絶対に言わない)
- 情報を絞り込む
- あきらめない
あそこまで言われると人格否定されているような感じがしました。人格否定ではないんですが,気持ち的に。博士号を取得するにはこのような過程を経ないといけないということですね。
具体的には以下に述べます。
情報を絞り込むこと
発表会というのはスライドのみで話をします。論文と違って,スライドは情報が消えていきます。すると,忘れます。忘れられると,言っても言わなかったことと同じ状態になります。
スライドが全てです。だから丁寧に全部説明しようとするんですけど,全部を30分に抑え込むことなど不可能なので,最低限必要な情報に絞り込むことが重要だということに気づきました。
言いすぎない
博士論文は何よりも論理性を重要視するので,言い過ぎには要注意です。
本当にそれは自分のデータから言えることなのか?
つい言いたくなることも出てくるのですが,言い過ぎ内容にするコツや工夫が必要のように思いました。
ただ,僕は先輩の博士論文を見てもこういうことはわからなかったです。自分がいざ躓いてみないと気づかないもので,今回こけたのも,裏を返せば自分が身をもって論理性の重要さを感じる経験が必要だったということです。
論理性重視
上と重なりますが,博士論文の重要さはここです。
論理の飛躍などご法度です。本当に自分のデータから言えることなのだろうか?と自問自答することも必要だなと思いました。
そして,そのためには自分の業績を過小評価しないことも重要です。
僕のように自分の業界のことをテーマにすると経験則という色眼鏡が入るので議論の飛躍には要注意です。
あきらめない
結局,博士課程にいると躓くことが何度もあります。
そこで諦めが出てくる人は,博士号は取れないと思います。
最後まで決してあきらめないこと。そんな精神の強さが,研究には必要なのだと思いました。
これらの経験を踏まえてこその博士号なのでしょう。