野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

学位論文(卒論・修論),全体の構成のしかた

 今回は,前回記事に引き続いて書きます。

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何を語れるかを考える

  中の部分が書けましたら,学位論文全体の構成を考えます。

 中の部分の結果や考察を考えながら,その学位論文全体で何が語れるかを考えます。

 ここが明確でないと,総合考察も書けませんので全体のイメージは重要です。

 

はじめにを書く

 ゴールイメージができたら,そのゴールがそのまま学位論文の課題になります。

 その課題にたどり着くために,どういう順で議論を進める必要があるのかを,逆順で考え,論理を構成していきます。議論の提示順も重要です。後から見直して,議論の飛躍がないか,課題にたどり着くために適切に議論が提示できているか,確認します。

 

気を付けること

 同じ論文内での用語の統一をしましょう。受け手によって印象が変わるような言葉にも気を付けましょう(多い,少ない,などは人によって感じ方が異なります)。

 

 簡単ですが,以上になります。

 卒論や修論は公開されるものではないので,研究室によって異なる部分が多いかもしれませんが,参考になれば幸いです。