今回は,前回記事に引き続いて書きます。
何を語れるかを考える
中の部分が書けましたら,学位論文全体の構成を考えます。
中の部分の結果や考察を考えながら,その学位論文全体で何が語れるかを考えます。
ここが明確でないと,総合考察も書けませんので全体のイメージは重要です。
はじめにを書く
ゴールイメージができたら,そのゴールがそのまま学位論文の課題になります。
その課題にたどり着くために,どういう順で議論を進める必要があるのかを,逆順で考え,論理を構成していきます。議論の提示順も重要です。後から見直して,議論の飛躍がないか,課題にたどり着くために適切に議論が提示できているか,確認します。
気を付けること
同じ論文内での用語の統一をしましょう。受け手によって印象が変わるような言葉にも気を付けましょう(多い,少ない,などは人によって感じ方が異なります)。
簡単ですが,以上になります。
卒論や修論は公開されるものではないので,研究室によって異なる部分が多いかもしれませんが,参考になれば幸いです。