今日は気分転換に公園に出かけました。公園くらいしか行くところがないというか,こんな状況なので仕方ありませんが,家にこもってばかりだと若干ストレスがたまるものですね。
今まで,わりと心配な要素しか考えてこなかったなと思い立ちました。これでもし「博士課程に進学しようか迷っている」という相談をされたら,マイナス面ばかり伝えてしまうなと思いました。
そこで,今日は博士課程で得られたものについて考えてみました。
実は,ずっと行きたかった大学
僕は環境教育に関することをテーマにしていますが,こういった話題に関心があったのは高校生時代からです。生物がもともと好きでして,大学は生物に関係するところに行くということをはなから決めていました。
今在学している大学は当時の家から近い大学でして,環境(緑地系)について取り組んでいる大学だということを当時既に知っていましたので,ここに行きたいなあ,と思っていました。
テストの成績からして無理だったので,結局学部は違う大学に進学したのですが,当時通いたいと思っていた大学に,博士課程から行けているという状況です。これは,恵まれていると思います。
身に着いた能力
- 論文をざっと読む能力
- 統計学の知識が増したこと
- 論文を読むポイントがわかった
- 既存の論文から課題を設定する能力
- 論理的思考力
- 論理的に文章を書く力(論理構成を筋道だてる力)
- 限られた時間を活用する能力
- 毎日学習する習慣がついたこと
挙げていくとかなりあるなと思いました。
このうち学部生時代でも補充できたことは,
- 統計学の知識
です。そのほかは,博士課程ならではのことだと思います。博士課程で得られるものは,かなりあると思いました。
博士課程のすすめ
今まで,博士課程に進学した場合のマイナスな側面ばかりお話してきました。
でも,このように博士課程でしか身に着けられない能力は多々あります。これは,何物にも代えがたい能力だと思います。もし博士課程への進学を検討されている方で,このブログをご覧いただいている方は,こういった何にも代用しがたい能力がありますので,えいっと思い切って進学するのもありだと思います。
社会人学生でしたらとりあえず仕事には困りませんので,意外となんとかなります。笑
博士号取得後のことを考えよう
問題となってくるのは博士号取得後のことです。
現状維持バイアスの話は以前しました。今の状況が安定しているので,一歩踏み出しにくいんですよね。
勝間和代さんも仰っているように,安定ばかり取っていると次への変化は起こせないし,待っているだけでは変化も起こりません。
最悪の場合,今持っている資格を生かして仕事をするという手段があるので,思い切って研究を始めてみるというのもいいかもしれないなと思いました。
YouTubeにアップしました
このお話はYouTubeのほうにもアップしました。
顔出しが嫌なのでキャラクターに出演してもらっています。笑