野良イモリ博士のblog

社会人学生野良イモリが大学のことや考えていることを発信します。

迷うなら,チャレンジしよう。大学院進学を迷っている方へ

 今回。は,,大学院に行くのを躊躇している方へのメッセージということで,チャレンジしようというお話をします。

 今日は,このような手順でお話をします。

迷うなら,チャレンジしよう!

大学院に進学するかどうか迷っているというコメントを,以前 YouTube の方で頂いたことがあります。そのような方が,特に社会人では多いのではないかなと思います。

 結論から言いますが,迷っているのであれば,チャレンジしましょう。意外と大丈夫です。終わってみると,心配無用だったな,ということが多々あったと気づくと思います。むしろ,やらなかった後悔は避けた方が良いです。

www.noraimori.com

自信がない

 進学を躊躇する理由の一つに,自信がないということがあると思います。それは,自分の能力に対する自信とか,やっていけるだろうかっていうことに対する自信とか,色々あると思います。けれども,そういう不安は不要です。

 必要なことは,目標です。目標が明確で,そのためのプロセスとして大学院という経験が必要なのであれば,その目標に向かって努力すると思いませんか。むしろその目標が明確にある以上は,目標に向かって努力しないということの方がストレスになるのです。たとえ自分が能力的に不安な部分があったとしても,やれるかどうか不安だったとしても,やれるようになんとか改善していこうという気になるのです。それが自分の成長にも繋がります。従って,こういう不安というのは自分が成長できるチャンスでもあるということでもあるのです。

進路の不安

 二つ目に大学院を出た後の進路が不安ということがあると思います。修士課程の場合はそうでもないかもしれませんが,博士課程の場合は,よく世間では「博士号を取っても仕事には就けない」というような話があります。修士課程の場合であっても,文系の場合であれば,状況は博士の場合と似たようなものだと思います。

 これについては僕自身もそうでした。博士号を取ったところで研究職に就けるかというと,なかなかそういうわけにはいきません。

 自分と同じように研究職を目指している方はたくさんおられるし,その中で自分が少ない研究職の枠に入ろうとすれば,自分がよほどの成果を出しているか,自分がよほど信頼性の高い人間であるか,どちらかでないとなかなかそこに入ることって難しいなと思いました。そこで,最近考えているのは,自分が博士号を取った理由です。というのは,自分の目標は,あくまでも研究をして,その成果を広く社会に発信していきたいという思いがあるからで,別に研究職につくということ自体が目的ではないということを考えたんです。だから,極端に言えば研究できる環境さえ作ってしまえばいいんだと思うようになりました。要は,自分で仕事を作るということです。このように,目標が明確にあれば,目標の実現のために何かしら方法は考えるので,迷いながらではありますが,進路について悩む必要はないのかなと思います。むしろ,それは進学したからこそ持つことができる悩みであって,本当は進学しなければ得られない贅沢な悩みなんです。だから,進学するということを躊躇する必要はないのかなと思います。

時間への不安

 三つ目に,時間です。特に社会人の場合は,本当に自分に時間が確保できるのだろうかという心配があると思います。

 どうしても今の職場の勤務の関係で,大学院に行く時間が確保できないと言うのであれば,職を変えるということも方法のひとつにはあるのかもしれません。これは僕自身の話ではないんですが,似たような悩みを抱えている社会人学生の方で,実際に転職してから進学したという方もおられます。その方の場合は,新しい職場に馴染む期間というのが必要で,その期間は大学にどころではなかったそうなんですけども,結果的には博士号を取得されました。短期的には損のように思えるかもしれませんが,自分の夢の実現のために必要なことなのであれば,それも躊躇する必要はないのかなと思います。

 仕事を続けながら行く方の場合は,確かに時間の確保は難しいです。だから,ストレートに進学した学生の方よりは,どうしてもできる研究も限られますし,出せる成果というのも限られてきます。ただ,それでも目標がある以上,なんとか自分のできる範囲でやろうと考えるものなので,そこについても意外と,不安に思っているよりは大丈夫です。

 実際に,僕も周りの人からは教員をしながら博士課程に行くなんて無理だ,みたいな風には言われてきました。実際大変でしたけれども,やっぱり博士号が必要だということが自分の頭の中に強くあったので,できるようにやりくりしてきました。人間,そのように動くものだと思うので,そこについては大丈夫だと思います。というよりも,そういう風に自分の行動を変えて行けるからこそ,博士号は取れるのかなと思っています。だから,それも一つのチャンスなのかもしれません。自分を変えるチャンスということです。

 どうしても必要な場合は,休職するなども方法の一つです。

チャレンジしよう

 ということで,今回はチャレンジしようと言うことについてお話をしました。

 一つ目に,自信がないという心配については,目標とか必要感があればそこに向けて努力をしますし,それが成長のチャンスにもなるので,不安に思う必要はありません。

 二つ目に,進路については迷っても仕方がないですし,むしろ進学したことで得られる悩みだということもできるので,入る前にどうか悩む必要はないのかなと思います。博士課程の場合ですと仕事がないってこともあるかもしれません。そこについては,自分が作ればいいのかなと思います(これは分野にもよりますけれども)。

 三つ目に,時間については目標が明確である限りは何とか確保しようと努力するものなので,入学前から心配しすぎる必要はありません。

 社会人学生の場合は,働きながら大学院も,というのは大変なことです。けれども,それを乗り越えれば,絶対にそこに行ったことに対する後悔はないのかなと思います。迷っている方には,チャレンジしていただきたいと思います。勢いも大切です。

30分学習を続ければ,変われる。目指すは「うがい」【社会人でもできます】

 自分の生き方をよくしたい。今していることを,良くしたい。そんなことは思いつつも,続かない・・・そんなことを思われている方,多いと思います。

 今回は,変わるための方法として,30分で変われる自分,というお話をしようと思います。

 以下の順でお話しします。

30分学習を続ければ変われる

  変わりたいと思うと,努力の積み重ねが必要です。積み重ねられるかどうかが,すべてにかかってくると思っています。

 日本人の平均学習は1日6分だそうです。ということは,30日で180分です。おおよそ3時間になります。そのくらいの学習しかしていないということですね。よくお話すると,勉強に時間なんかかけたくない,という方もいます。言い方が悪くなるんですが,そこに時間をかけたくないという方は,そこまでだと思います。

 1日30分ずつ学習していけば,1か月で900分です。これだけで15時間です。先ほどの平均の方と比べると,雲泥の差になります。これを1年間続ければ,その差は歴然としたものになります。

 だから,毎日30分学習する,というのがおすすめです。

継続は力なり

 例えば毎日30分ずつ英語を勉強したとしましょう。それだけの量をしていれば,自分の学習の仕方は効率的なんだろうか,もっと効率的にするにはどうしたらいいだろうとか考えるようになります。そうする中で,どんどん学習のしかたが向上していきます。それを続けていれば,最初は少しの差であっても,後で振り返るとものすごい差になっていることに気づきます。

 努力した自分と努力していない方の差に自分が気づいたときには,実際にはものすごい差が開いているのだと思います。英語だと資格にもできるので,その成果を数字で見ることができると思います。

 僕の場合は,統計学の知識がほんとなかったので完全に手探りをしながら研究をしていたんですが,短い時間でやりきらないといけなかった分,最低限の知識を効率よく頭に入れることはできたかなと思います。今は,調査をする前にこの検定にかけようなどと考えることができるようになりました。英語は現在勉強中です。

目指すはうがい 続かないのが普通

 よく,自分は気分屋だから絶対続けれません。。。ということを聞きます。僕もそこについては激しく共感します。自分がそうだったので。笑 続かないのが普通だと思います。

 たぶん,皆さんはうがいとかはみがきって,されますよね。欠かさない日はないと思うんですよ。では,なぜ毎日はみがきやうがいをなぜ欠かさないか。習慣化しているからです。だから習慣化させることが何よりも大事です。習慣化するまでは大変だと思います。習慣化してしまえば,あとはうがいする気分で続けることができます。

 コツは以下の通りです。

  1. できる環境を選ぼう
  2. 無理せずにできる時間を考えよう
  3. 目標を持とう
  4. 時々,達成率を確認しよう
  5. 仲間を持とう

 自宅で学習できない場合は,カフェやコワーキングスペースに行くなど環境を選ぶことは全然ありだと思います。注意が必要なのは,毎日するのに無理がない時間を選ぶことです。僕はもう慣れているので30分以上学習することもありますが,習慣化するまではそこまでやるのは難しいと思います。気合を入れて5時間やったはいいものの,しんどくなって次の日からしなかった・・・というのは本末転倒です。しんどい日でも無理なく続けられる時間設定が重要です。慣れてきてから延ばすのはありだと思います。

 目標があるとなおいいと思います。その場合,時々,どこまでできるようになっているのか,確かめると,成長しつつある自分に気づくことができるので,モチベーションアップになります。モチベーションアップのために,仲間は欲しいですね。

30分学習を続ければ,変わります。

 30分学習を続ける,この3か月はこれをやろう,次の3か月はこれをやろう・・・というふうに決めていくと,間違いなく成長していけると思います。モチベーションを上げるために,仲間を持ったり,時折達成率を確認したりすることもいいですね。

 社会人でもできます。頑張りましょう!

 

www.noraimori.com

 

今年の課題,それは,博士号と仕事のミスマッチ。-自分の,博士号のその後-

 2021年になりました。今年の目標について,考えてることがあるのでその話をします。2021年をざっくり言うと,「ポスト2020年」ということです。2020年のその後の流れ,という感じがしています。

 今日のお話は,以下の通りです。

博士号と仕事のミスマッチ

 今の仕事と博士号の二つの関係を考えれば考えるほど,自分のいるべき場所はここじゃないんではないか,という思いが強まっています。

 教育の組織でやっていくことについては,統一性を持たせる流れになっています。一様化という感じです。〇〇が継続できない,とかいう問題は,組織や関わる人の問題であることが多いと思っています。だから,みんなが〇〇しよう,みんなが〇〇できるようにしよう,という流れになります。それは構わないと言うか,組織体である以上,それでいいのかもしれないと思っています。自分も組織を対象とした研究をしているので,結果としてそのようなことを論じています。

 しかし,博士としての自分がやることは,研究を通して誰もが出しえなかった知見を出すことになります。それは,組織の一員として求められることとは,まったくもって方向性が合致しないです。あえて,それが認められている組織を挙げると,学術関連組織になるのでしょう。

 博士号を取ったことによって,間違いなく自分のいるステージが変わったという気がしています。少なくとも今の職ではないという感じです。

かといって,次には行けない

 ただ,現状の僕は,すぐ次のところに行けるかと言うと,そういう状況にはないです。

 例えばですが,自分が大学の教員になるとして,自分に何ができるだろうかと考えた時,あんまりないような気がしています。論文実績が少ないです。発信するにも研究の積み重ねは必要です。だから今後は,いかにして論文実績を積んでいくかという方向性になります。

 ただ,それをしようにも僕の分野はそんなに研究員をポンポン雇ってくれるような分野ではないです。したがって短期的には,他でお金の稼ぎ口を得ながら,傍らで研究をしていくというやり方を貫くしかないんです。

 そうすると自分の立場は不安定になります。何もしなければ現在の収入よりもぐんと減るのは確実なわけです。かといって,実績を出すことそのものを先延ばしにできるかというと,そうではないんです。

結局,ゴールは何なんだ

 この先のことを考えると,自分のゴール地点は何なんだという問題にぶち当たります。研究員とか研究者の道は,間違いなく狭くなっていきます。特に大学の先生になろうとすると,従来は複数人でしていた仕事も一人で抱えるようなことになりかねません。確かに,教授になれば安定はします。しかし,それ以前の段階では有期雇用もあります。いきなり無期雇用というのはない。厳しい業界に自分が行けたとしても,そこにずっといられるわけではないです。それはそれで不安定だなと思います。さらにいうと,果たして大学の先生になったら研究ができるのだろうかと思うと,そんな気もしないです。少なくとも僕が見てきた大学の先生達はそうでした。

 だから,起業するっていう方法もありなのかなと思っています。なんとか研究所とかいう名前で立ち上げてしまう。しかし,じゃあそこで何をするのか。環境教育の研究と何かをミックスさせて稼ぐのが理想形です。研究でお金は稼げません。今現在は,どう考えても。

 では,何をするのか。最終的に,何を目指すのか。ここを明確にする必要があります。

2021年は,次どうするかを考える1年

 気持ち的には,今年度末で退職して次のステップへ,としたいです。しかし,方向性が定まっていない以上,そうはいかないです。

 考えていることの一例として,プログラミングやといった情報に関する勉強をして,それと自分が今までやってきたことをミックスさせ,自分にしか出せないコンテンツを出すようなことも面白そうだなとは思うんです。ただ,それを稼げるものにしようと思うと,今の僕にはビジョンがありません。

 このように,この先の僕の見通しは全く立っていません。だから,2021年は次どうするか考える年になりそうだなぁと思っています。

 

 こう言うと重々しく聞こえるかもしれません。

 ただ僕は,悲観的に考えてるわけではないのです。確かに自分の自分に対する評価も低いです。ただ,その自分への評価の低さがここまで連れてきたのも事実であります。あくまでも,自分の人生を輝かしいものにしたいという思いで行動してるだけです。別に,どつぼにはまってるとかいう意識はないです。ただ,最近思うのは,博士号をとるという時点でもう普通の人間ではありませんので。いっそ,普通じゃない人間が普通な生き方を求めても無理だと思って,普通じゃない生き方で輝きたいなと,腹をくくる気でいます。

時間が足りないから,できるようになるー社会人の勉強・研究ー

 研究に時間を使いたい。勉強したい。でも,時間が足りない・・・そんな悩み,社会人学生ならだれでも持つと思います。事実,ストレート学生のように勉強や研究のための時間を確保することは難しいです。しかし,時間が足りないからこそできることもあります。

 以下の順でお話しします。

時間が足りないから,できる

 時間がないから無理・・・そんな風に思われる方も多いと思います。仕事をしている傍ら,家のこともして,なおかつ勉強や研究。そんなことができたら,スーパーマンです。しかし,実際にできている人もいます。無理ではないのです。では,どうすればよいのでしょうか。

 時間に限りがあることを意識することが重要です。はじめから時間をかけられない前提で考えればよいのです。

使う時間の上限を決める

 習慣化のところでお話したこととも関連しますが,無理があると続きません。いかに無理なく習慣化させるかが重要です。一度習慣化すると,勉強や研究に使う時間を増やすことができるようになります。

www.noraimori.com

  社会人は受験生のようにエンドレスに時間を増やすことはできません。いっそのこと,時間の上限を決めてしまいます。生活を振り返って,無理なく進められる時間はどのくらいかを考えてみましょう。例えば,平日は30分,休日は1~2時間,とかであればそれほど無理なく確保できます。このくらいであれば,毎日続けることができます。その時間を,上限にしてしまうのです。30分経過したら,そこで絶対に止める。

 慣れてきたら,時間の上限を少しずつ外しても大丈夫です。

時間の使い方を効率化する

 時間に上限を設けると,意外と使える時間がないことに自分が気づくようになります。限られた時間を有効に使う必要があります。そこで,研究や勉強に使う時間を効率化していきます。You Tubeで学習法について情報を集めてもいいと思います。研究であれば,どの順で,どのように進めていけば効率的に作業できるかを考えます。

 こうしていくと,意外とあまり効率的でない時間の使い方を気づきます。こうしたら効率的に進められる,と考え,試行錯誤していく中で,生産性を上げていくことができます。

膨大な時間を必要とした博士論文

 僕の最近の話題でいうと,博士論文を作成するときは,とてもすることが多くて,当初はすごく果てしないなと思っていました。しかし仕事をしている身なので,どうやっても使える時間を増やすことはできません。

 そこで,今日は2時間しかしない,などと決めていました(しないというか,それ以上確保できない,というほうが正しいのですが)。すると,2時間で進める必要性が出てきます。「さあ,何しようかな」などと考えている暇はありません。できることから進めていかなければ終わりません。そうして限られた時間を有効に使おうと試行錯誤していきました。こうやって無事に博士論文を仕上げることができました。

時間を無限に増やすのではなく,効率化すればよい

 「時間がないのに,できるわけないやん!!」と思われた方もいるかもしれません。結局は,限られた時間をどう使うかにかかっています。時間は有限だということを意識して,有限な時間を効率的に使うようにするのです。そうやって毎日を重ねていくと,1年後には大きな差となって開いてくると思います。

時間が足りないからこそ,やろう

 どういうやり方をしても時間が十分にあるという状況にはならないでしょう。考え方を変えて,時間が足りないからこそ,どうやったらできるだろうか?と効率的にやる方法を考えると,勉強や研究を積み重ねていくことができると思います。

 時間が足りないからこそ,やりましょう!

習慣化が命です。社会人が勉強する方法

 勉強したい。でも、続かない・・・!自分に勉強はダメだ・・・!

 そんな悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか。

 今回は、そんな方のために、社会人が勉強を積み重ねるための方法をお話しします。

 以下の順でお話しします。

 習慣化が命です

 勉強は短期間で身につくものではありません。コツコツやることです。

 社会人には時間がありません。確保できる時間は知れていると思います。だからこそ、習慣化する必要があるのです。1回の時間がたとえ30分であっても、毎日続ければどうなるでしょうか。30日で、900分もの時間になるのです。1年間ではもっとです。それだけ、積み重ねる効果は大きいのです。

 習慣化すれば、やらないことが気持ち悪くなります。実は、お子さんの勉強も同じです。やらないことが気持ち悪くなったら、習慣化は成功です。大事なのは、習慣化

 うがいや手洗いをしなかったら、気持ち悪くないですか?あれと同じです。うがいと同じように、勉強を毎日するのです。

習慣化のためのコツ

 習慣化に必要なものは、以下のようなものです。

  • 環境を整える
  • 無理はしない
  • 成果が見えるようにする

環境を整える

 環境については、静かな空間を選んだ方が良いです。ご自宅にあれば、それが一番いいです。移動時間もロスです。ご自宅にない場合、或いはあるけど気分転換したい場合は、カフェが良いです。コワーキングスペースもお勧めです。騒がしいと、集中が続きません。

無理はしない

 平日であろうが毎日できる時間しかしない、と決めることも重要です。30分以上はやらない、など。

 ついつい、焦って一気に成果を出そうとすると思います。しかし、一気にやろうとすると、無理が出るものです。例えば、初日に勢いで2時間勉強したとします。しかし、その2時間を毎日、例外なくできるでしょうか。無理な気がして、面倒になるものです。疲労を感じると、やらなくなってしまいます。人間、そういうものです。気力が弱いんじゃないんです。

 しかし、30分だけと決めていれば、平日でもそのくらいの時間は確保できます。しんどくもないです。だから、毎日続けられるのです。あくまでも、自分ができそうは範囲までにしましょう。

成果が見えるようにする

 報酬も重要です。成果が見えるようにしておくことで、ここまで頑張ったという意識づけができます。カレンダーやカード、本にスタンプを押すでもいいし、シールでもいいし、スマホのアプリでもいいです。何せ、毎日やった、積み重なったということがわかるようなものが良いです。

 ちなみに僕は、studyplusというアプリを使っています。twitterアカウントがあれば、簡単に始めることができます。

www.studyplus.jp

工夫を続けて、やっと習慣化した

 僕も最初はなかなか持続しなかったんです。続くようになったきっかけは、平日休日関わらず30分したらOK、と自分の中で決めてからです。30分だったら苦にならないので、続くようになりました。

 「土日だけする、平日はしない」というかたもいます。ただ、僕の場合は土日にはある程度休息する時間も欲しかったです。土日に休息していないと、後で「休めなかった」という気持ちになって、それはそれで苦しかったので、毎日することにしました。平日にやっておけば、休日に

 結果的には、平日でも1時間、できる日は2時間とかやるようになりました。気持ちが乗れば、あとは持続することは平気です。

気力が弱いからできないのではない

 続かないのは、自分の気力が弱いからだ・・・。そんなふうに思ったことはないでしょうか。勉強って要はコツを掴めば良いのです。気力が弱いのではなく、続けるための環境のセッティングがうまくできていないだけなのです。環境のセッティングができれば、続けることができると思っています。

習慣化しよう!

 勉強することが習慣化すれば、勉強していない人とは大きな差が開いてきます。焦らないこと、そして無理しないことです。ぜひ、習慣化に向けて、環境のセッティングをしてみてください。きっとできると思います。

社会人で博士課程の学生は,できます。-社会人学生の話-

 博士課程に行きたい!でも,できる気がしない・・・。

 そんなふうに思われてる方は多いのではないでしょうか。

 結論から言いますが,できます。というより,今の社会人学生のうち,おおよそ半分は社会人学生です。

 以下のような順でお話をします。

社会人で博士課程の学生は,できます。

 結論から言いますが,社会人学生で博士課程生は,できます。進学することに目的があるはず。その目的があれば,絶対にやり遂げようと言う気持ちが出てきます。むしろ,それを成し遂げないことが自分にとってマイナスな選択になるからです。

時間は生み出すもの

 時間の確保が問題になると思います。これは博士課程には限りませんが,時間は生み出すものです。人間,誰しもが1日24時間しか与えられていません。その24時間をどう使うかはその人次第です。自分の持っている時間を,自分のスキルを高めるためとか,自分の目標を実現するためとかに使おうと思えば,時間を生み出そうとしないでしょうか。だから,明確な目的がある以上,時間は絶対に確保することができます。

博士課程ですること

 することは以下の通りです。

  • 単位を取得する
  • 研究し,論文を通す
  • 博士論文を書く。

 博士課程の場合は授業はほとんどありません。全くないというわけではありませんが少ないのは事実です。それよりも,ほとんどが研究に当てる時間になります。研究ができるかどうかというところのみが,ポイントです。

 ゼミも場合によってはオンラインでやり取りするということも,今の時代はあるでしょう。授業については必ず出なければいけませんが,博士課程の場合はわりと融通が利く場合が多いようです。だから,この問題はそんなには大きくないかと思っています。それよりも,何度も言いますが研究ができるかどうかです。

お金の問題はない

 ストリートの学生であればお金の問題は発生しますが,社会人学生の場合はすでに自分でお金を稼いでるわけなので,あまり学費の問題というのは表には出ない場合が多いと思います。お金ではないですが,家族の理解が必要です。

遠かったけどできた

 実際に僕も博士課程の学生として行っていました。通学は,二つ隣の県に行っていたので遠かったですが,それでもできました。できたというよりも,やり遂げたかったので,できるようにやりくりをしました。むしろ,気分転換になりました。

 もちろん時間が足りないと思ったこともあります。しかし,時間が限られている分,限られた時間を生産性を最大限に上げて効率化しようと工夫しました。博士課程執筆の時はとても大変でしたが,ゴールが見えている分,気持ちは楽でした。

不安はあっても,始めたらやる

 仕事と学業の両立なんて本当にできるんだろうか?という不安はお持ちになられる方は多いと思います。

 自分の先のキャリアを考えた時に博士課程にいたという経験が必要だから入学をするわけで,それが仮になかったら,その先の未来もう全てないのと同じなんです。中には,仕事と博士課程ですることがとても違うという方もおられると思います。そういう仕事に関係する悩みは,どちらにしろ学位を取った後もチョクメンする問題です。だから,そこはある意味,問題を先取りするか,後に残すか,という違いのような気もします。

結論は,できる

 ですから,結論として,社会人学生で博士課程の学生ということは可能です。

 要するに,明確な目的とやろうとする意志が大事です。

 

 以上,今回は社会人学生に関する不安についてでした。

 いいと思われた方は☆をつけていただくと僕が喜びますのでぜひ押してください。

後悔は避けよう。社会人学生,大学院進学(修士課程・博士課程)のススメ-

 Youtubeのほうに,コメントを頂いています。ありがとうございます。

 僕のチャンネルです。


大学院進学を考えている方へ 前編【博士課程 修士課程(社会人学生を含む)】

 

 社会人の方で,大学院に行こうかどうか迷っているといったお悩みも頂きました。

 大学院なんて大変そう,自分がやって大丈夫かな?やりきれるかな?と悩まれる方は,きっと多いと思います。仕事のこと,お金のこと,時間のこと,その後の進路のこと。そんな悩みを解決する方法の一つが,社会人学生だったりします。

 今回は,社会人学生をするかどうか悩まれている方,進学を迷われている方のためのお話ができればと思っています。

 以下のような流れでお話しします。

後悔することは,絶対に避けよう

 言えることは,後悔する選択は絶対に避けた方が良いということです。

 進学を躊躇する理由は,何かしら未来に不安があるからではないでしょうか。未来への不安は,今のお立場によって違うと思いますが,概ね次のようなものだと思います。就職への不安。学費のこと。すでに社会人の方の場合は,進学して本当にやっていけるか,時間は確保できるか,仕事と両立できるかなど・・・。

 そこで考えていただきたいのは,進学した場合と進学しなかった場合のことです。進学したいと思うのには必ず理由があるはずです。進学し,したいことをやり遂げた自分を想像してみてください。その先,どんなことがしたいですか。大学院は,自分のしたいことができる場です。社会人としては,なかなかそのような場はないと思います。そこで身に着ける能力は,少なからずその先の自分に影響を及ぼすはずです。

 逆に,進学しなかった場合はどうでしょう。先のキャリアを見据えたときに,不十分になるかもしれない。やりたかったことができないかもしれない。やっぱり進学しておけばよかったと思うかもしれない。・・・そんな後悔をする可能性があります。後悔する選択だけは,避けた方が良いと思います。

年齢は過ぎていく

 時間は待ってくれません。もうすこし早くやればよかった・・・と思っても,時間は二度と戻ってきません。早くすればよかった・・・と思っても,時間が返ってくるわけではありません。

 大学院修了後(大学院は卒業と呼ばずに,修了と言います)のキャリアを考えたとき,年齢がなるべく若いほうがいい場合があります。特にキャリアチェンジをしようとする場合,せっかくなら早い方がいいでしょう。働ける期間も有限です。残りの社会人生活を,どのように迎えたいですか。

 タイミングも重要です。不思議なもので,進学にちょうどいいタイミングがあります。ほかの受験生との関係など指導教員の都合,職場の理解,家族の理解・・・周りの人たちにとっては,いつでもいいわけではありません。タイミングを逃すと,環境が変わって難しくなる場合もあります。

進学してみて

 僕の場合は,学費への不安があったため修士課程からストレートに進学することをあきらめました。しかし,博士課程そのものへの思いが消えることはありませんでした。むしろ,研究ができないという状況にもどかしさすら感じていました。

 そうはいっても,いつでも進学できるわけではありません。職場の理解という壁がありました。いろんなタイミングが整い,2014年の秋から入学できました。大変は大変でしたけど,進学しないと絶対に得られないものが得られたと思っています。

 今も,修了したが故の悩みも抱えています。しかし,それは「博士号」を得たからこそ初めて悩めるようになったともいえるのです。結果的に進学して,良かったと思っています。後悔は全くしていません。

必要なことは,できるもの

 時間のことについてもお尋ねがありました。人によって悩む要素は違うと思いますが,不安は多々あると思います。僕にも不安は多々ありました。

 抽象的な表現にはなりますが,やりたいこと,やることがはっきりしていると,人間はなんとかできるようにしようと考えて動くものです。時間の確保が難しい場合は,なんとか確保しようとします。後で振り返ると信じられないと思うよな効率化をしようとします。お金がない場合は,なんとかお金を確保しようと長期計画を立てたりもします。あるいは,働きながら学生をする方法を考えたりします。意外と,できるものです。

 環境は整うものではありません。整えるものです。

社会人学生のススメー後悔は絶対に避けようー

 すぐ進学するということが難しい場合は,社会人学生をするという選択肢もあります。僕は,周りの人たちからは無理と言われましたが,やり遂げました。やろうと思えば,意外とできるものです。むしろ,目標を立てた以上,やりきりたい!といった気持ちが強くなります。

 何よりも,後悔するだろうと予想できる選択をとることだけは,絶対に避けた方がいいです。後で「あの頃,進学しておけばよかったなあ」「できないと思ったけど,できたかもしれないなあ」と思っても,自分は若返らないし,やり直しもできません。

 だからこそ,後悔をしない選択をしましょう。

 

 こんな動画もありますので,もしよければ。


社会人学生をするか迷っている方へ【大学院 博士課程】

 

 参考になると思われたら「いいね」や☆をつけていただけると僕が喜ぶので,よろしくお願いします笑

統計学の勉強 簡単な本を読もう(おすすめ)

 2021年になりました。今年は,辛丑(かのと うし)年です。

 辛(かのと)は,陰陽五行説では陰の金です。

 丑(うし)は,陰の土です。方位でいうと北東。

 この干支だけを見ると,大まかには,前年の庚子(かのえ ね)年の引き続きという印象です。

軽い本を読もう

 今回は,統計学の勉強に使った軽い本のご紹介をします。

 最初に言うと,簡単な本を読むのが良いと思います。

 研究のために統計学の勉強をするのですが,正直,細かな数式まで覚える必要はないし,覚える時間もないと思っています。しかし,検定の一つ一つがどんなメカニズムで,どんなものなのかを理解しておかないと,するべきではない検定を選んでしまうことになりかねません。意味の理解は重要だと思います。

 

仕組みがわかる本

この本です。

統計学がわかる ファーストブック
 

  読み物感覚ですらすら読めるのが特徴です。

 ハンバーガー屋さんという設定で,店員である主人公が統計学を学びながらお店に生かしていくようなお話です。統計検定の意味をわかりやく説明してくれています。2日くらいで読み切ってしまえます。

 回帰分析・因子分析版もあります。

統計学がわかる 【回帰分析・因子分析編】 ファーストブック

 

 がっつり勉強といった雰囲気の本ではないですし,電子書籍版もあるので,iPadを使われている方などにはいいかもしれません。

幅広く知りたい場合

 僕もいろいろ購入したんですが,これが良いと思いました。

 

 

 一応,一通りは紹介されていますので,どの検定がどういう状況で使えるかということは理解できます。わりと使えると思います。

 

 ほかにもいろいろ購入したんですが,良いなと思った本はこんな感じです。

 共分散構造分析は模索しながらやっていったので,今回おすすめすることは控えておきます。

 

 いかがでしょうか。

 社会人学生の場合は,統計学ばかりに時間を割けないのも事実なので,上記のように簡単に読めて理解できる本が良いと思います。

 以上,今回はおすすめでした。

ステージが変わったような気がするー博士号の大きさー

 今年9月に博士号を取得しましたが,それ以後,ステージが変わったような気がしています。しかし,ステージが変わるということは,新たな行動が必要という意味でもあります。

 今回はそれについて書こうと思います。

博士号はステージを変える

 確実に変わりました。学位取得前は,予兆を感じていた,程度のものでした。なかなかいない人,という認識で見られることが増えた気がしています。

 まず周りの反応が違います。修士号を名刺に書く習慣はほとんどありません。しかし,博士号の場合は名刺に堂々と書けますし,博士号取得者は書いている人がほとんどです。そこから自分のしていることの話題にもなったりして,人とのネットワークを広げるきっかけにできるものにはなると思います。

 あとは自分の思考パターンが変わったような気がしています。博士論文のあの過酷な日々があってのことだと思いますが,いかに効率的に進めるかも考えるようになりましたし,自分の考えが果たして正しいといえるのだろうか?と自分の思考を批判的に見るようになりました。

負の要素

 しかし負の要素もあります。

「これは博士号を持った人の仕事とは思えない」

などといったパワハラまがいな言葉をかけられることもありました。それに関しては,こちらから抗議しました。パワハラ案件があってから,自分の今までの行いや思考についても振り返るようになりました。

 博士号まで取ると,今の自分の状況を理解できる人はほとんどいなくなります。博士号取得者のその後の難しさについては,僕が言うまでもないことだと思います。

 だからこそ,自分の考えに信念をもって,自分で道を切り開いていく必要があると思うようになりました。むしろ,それは今後自分が調べ,情報を発信していく上では欠かせないことのようにも思いました。

今後のこと

 今後の生き方についても考えるきっかけになりました。

 研究職を目指したいのですが,なかなか難しいです。すべて帰ってきたので,公募に応募するのを今は止めています。まだまだ実績が足りないのだと思います。それは,僕の研究分野がかなりニッチでマイナーだからというのも大きいと思います。当てはまる募集がほとんどないので,少し広げて探していました。

 しかし研究職に必要な実績を集めようとすると,それはそれでエンドレスになるような気もしています。研究職に就くまでもまだ時間が必要な気もしているので,とにかく実績を上げることと,実績を上げ続けることのできる環境に身を置きたいという思いです。

 今の職業では,どう考えても無理がありすぎると思ったので,どこかのタイミングでキャリアチェンジすることに,自分の中では決めています。

始めている勉強

 ともかく勉強するしかありませんので,いろいろ勉強しています。

 この点については,別記事で細かく述べることにします。

統計学

 統計学の勉強もしています。

 

 

統計学がわかる ファーストブック
 

 

 

 

 これはとても読みやすいです。

英語

 英語力も重要なのですが全然ないし聞き取りもできないので,知り合いに勉強のしかたを教えてもらって,シャドーイングを毎日30分ずつしています。シャドーイングについては,これも別記事で。

 

入門英語長文問題精講 3訂版

入門英語長文問題精講 3訂版

  • 作者:三浦淳一
  • 発売日: 2019/07/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

【CD付】 英検2級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

【CD付】 英検2級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)

  • 発売日: 2013/03/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  英検の勉強にもなるかと思って,こんなのも使っています。

 まだまだ足りないと思うのですが,発信もしないとモチベーションも続きにくいので,今後はインプットとアウトプットを同時にしていこうと思っています。

学位論文(卒論・修論),全体の構成のしかた

 今回は,前回記事に引き続いて書きます。

www.noraimori.com

 

何を語れるかを考える

  中の部分が書けましたら,学位論文全体の構成を考えます。

 中の部分の結果や考察を考えながら,その学位論文全体で何が語れるかを考えます。

 ここが明確でないと,総合考察も書けませんので全体のイメージは重要です。

 

はじめにを書く

 ゴールイメージができたら,そのゴールがそのまま学位論文の課題になります。

 その課題にたどり着くために,どういう順で議論を進める必要があるのかを,逆順で考え,論理を構成していきます。議論の提示順も重要です。後から見直して,議論の飛躍がないか,課題にたどり着くために適切に議論が提示できているか,確認します。

 

気を付けること

 同じ論文内での用語の統一をしましょう。受け手によって印象が変わるような言葉にも気を付けましょう(多い,少ない,などは人によって感じ方が異なります)。

 

 簡単ですが,以上になります。

 卒論や修論は公開されるものではないので,研究室によって異なる部分が多いかもしれませんが,参考になれば幸いです。